『英語が話せると考え方が豊かになる』

そう言われてみれば、確かにそうかもなって思います。
これは英語に限らず、2カ国語以上話せる人であれば、みんな共感できることかもしれません。

日本語と外国語の2種類の言葉を使い分けられることは、つまり、『考え方を柔軟にする』ことです。
なぜならば、言葉が違えば、その言葉にまつわる文化や歴史等が違うので、それぞれ言語の言い回しや独特な表現方法があり、『別の角度から物事を考えて伝える』ことになるからです。
それゆえ翻訳というのは直訳できないわけです。

例えば、日本語は受動的でよく「私は~された、~に言われた、~にやられた」という表現をしますが、対して英語は能動的で同じ状況でも「あなたは私に~をした、~と言った、~をやった」というようなストレートな言い方になります。
これは文化が違うからだと考えられます。

日本の建築現場で使っているノコギリは「引く」と切れますが、対して欧米のノコギリは「押す」と切れるそうです。こんなところまで考え方や視点の違いが出るとは面白いものですね。

そういえば、かつて知人からこんなことを言われました。

『多言語を話せる人は多重人格の人が多いですよ』てね………果たしてどうなんでしょうか。

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